描きたかった、秋の紅葉とアマツカさんの絵です！
秋だし紅葉が描きたくて考えていたアマツカさんと紅葉の絵。
しかし前回の緋月を塗った際に覚えた違和感がありその事で少し悩んでいました。
それは最近行っている絵の色の仮決めです
決まっていてとても助かる事もあるのですが、これまでは自分の中のイメージ、色や完成図が頭の中にあってそれらを詳細にしながらその理想の完成図に近付けるよう描いていました。
色決めで更に詳細になって良いはずなのに、なんだか描きにくさ、違和感を覚えたりその色にこだわって混色したり。
本当に自分の中のイメージはこうだったっけ？
そんなタイミングで昔から読んでいる雑誌に、アナログで描いている人は大体色見本を作っているけど、それはあくまで仮で絵を見ながら変えるのもあったり引っ張られすぎないように頭の中に入れておき描く時には見ないというお話もあって少し安心しました。
例えば心雨と喫茶店や海の日の依夢、向日葵と倉、ひなのと海月夜などは色決めしていたらこうは描いてない、描けなかったんじゃないかなと思ったのです。
決めてよかった絵もあるのですがなんとなく、水彩で決めるのが一番合ってない気がします。その通りにしようと遊びや思いつきがなくなるのかも？
緋月で違和感が残ってしまったのは最初にイメージしていた絵と違ったのかなと、色決め＝完成図に頭の中ですり替わって上書きされるのかもしれません。
なので今回は頭の中のイメージと完成図を大事にして、そこに至るまでの工程を考えたりして描いてみました！
下描き、色決め、グラデーションはこちら↓
色合いで悩んでいたのでデジタルでグラデーションを作った色をもとに、最初に水彩でグラデーションを作り、乾かしまた塗っては作りました*
途中経過はこちら↓
グラデーション、髪、そして紅葉から落ちる影を描く前まで撮っていたようです。
この日は雨だったからか絵具が乾かなくて、とりあえず下塗り(グラデーション)肌の一部赤み、髪の第一段階を塗ったところで一旦休止し仮眠をとりました。
色を見るため紅葉を先に塗ることにして、絵の雰囲気からも細かく描き込まずグラデーションにしました*
一番大きな紅葉はバーミリオンヒュー(橙っぽい朱色)とレモンイエロー等を入れてぼかし、左上の紅葉は黄色を入れてあとで赤をちょこっと入れていきました。
一番手前は赤の和を感じる色にしたくて少しくすみのあるローズマダーを入れています。
なかなかグラデーションやぼかしが今回はうまくできた気がします！
人物の着物、髪も細かく色を入れてそれまでの色では薄いと感じたので影にしたい部分は暗い色を上から重ねたり、光の部分も薄く筋を描いたりしています。
瞳は少しいつもより緑っぽいですが秋や日本の和を感じる良い色なので入れてみました(*´v`*)
そして最後は落ちる紅葉の影の色！
思いっきり顔に入れるのでどきどきしましたが入れたら良くなった気がして楽しかったです*
オラオラ努力した部分も塗り潰してぶっ壊してやるよ！みたいな…？まあぶっ壊しはしないけどそういう風にするのが好きなので楽しいのです。スパッタリングとか苔で汚しを入れたりとかもそうですね！
後ろの紅葉、背景は最初のグラデーションが上手く塗れたのでごちゃっとしそうだしやめておきました。
全体的に古来からの和を感じる色合いでグラデーションも好きな風合いになってくれて満足のいく仕上がりとなりました！
これからは色決めも参考にしつつ囚われすぎないよう、自由に頭の中で色を組み立てていく楽しさもあるので最初のイメージを大切に描いていこうと思います。
帯留めは薄い青銅色で、少しお月様っぽく描いてみました*
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