緋と黒

赤い月に照らされた緋月を描きたくて、丁度皆既月食があったのでその日に描いていました。


どうにもこの日は体調が優れず、吐き気と胃痛、腕が勝手に震え出してやばそうだったのでとりあえず薬を飲んでから描くことに。

下描き、色決め、途中経過はこちら↓


途中経過のとこがマスキングを剥がしたら光ってるみたいに見えてまがたんにウル○ラマンみたいと言われました…確かに!o(o|o)/

まず月の周り、緋月の周りをマスキングして背景を黒くするため濃く溶いたペインズグレイ(青みのある濃いグレー)で塗ってオックスゴールも併用しつつ重ねていきました

色決めの時点ですでに難しそうなのですが、この絵はテーマを赤と黒と決めていて段々と月に侵蝕されるような、ルナティックを孕んだ絵にしたくて赤の途中から元の緋月の色(黒)になっているというイメージでした。

大分暗く塗れたので月のマスキングと接する部分以外の緋月のマスキングも剥がして月を塗ったのですが…

はじめは上手くいっていたのにまた色を重ねてしまいよく分からなくなってしまいました;;

とりあえず緋月を塗り進めることにして赤と赤寄りのグレーを素早く作って塗って混ぜる!

そうしないと色が混じり合わないので頑張りました。ここはうまくいったので、乾かしてから黒側から濃くしていき今度は赤側を塗っていきもういいかなという所で瞳のマスキングを剥がしました。

月でかなり悩み、一回色を落としてみたら色が垂れてきてティッシュで慌てて拭ったり(;ω;)

一番難しそうだった人物がうまくいったので月でこうなるとは思わず、悔しかったです;

赤側より黒側の方が上手くいった気がします。

しかし緋月を描くのが久しぶりだったので昔の絵を見て変わったなーとしみじみ思いました…昔はデジタルだし、緋月はいつもは黒髪に黒い瞳、緋い月の晩にだけ色が変わるのでカラー絵では赤い方しか描いてなかったようなのです。

赤と黒といえばスタンダール!と思い作品には関係ないですが字を変え題名にしてみました

この日は無事、現実の皆既月食も見られて良かったです*

しかし、この絵の時から塗るときに違和感を覚え始めたので次の絵まで少し間が空くことになりました。

その事は次の水彩絵で書くことにします!

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