10月のはじめに描いていたあませと曼珠沙華の絵です!
前に描いた翁の面と彼岸花とあませの絵からいつものように連想してらくがきをしていたら良いんじゃないかと言われたので本格的に塗ることにしました*
少し前の絵とは雰囲気を変えて描きたかったので表情を意識して描いていました。
複雑な感情と表情を込めていたので難しかったです。
今回はあの高級水彩紙と名高いアルシュに描いていたのですが、発色が良くいい所も沢山あるものの残念ながら私には合っていなかったようです( т т )
乾くのが遅めなのとコットン100%にしては修正しやすいと聞いていたのですが、強めに上から塗ると下の色が乾いていても溶けてしまうので濁ってしまいました;
最初だからかもしれませんがやはり私の塗り方だとウォーターフォードが合っているようです。
結構頑張ったのですが断念してウォーターフォードでペン入れ、着色することにしました!
実は今回はメディウムと呼ばれるものを使っています。
マスキングインクもメディウムに入るのですが、メディウムは水彩やアクリルなどの絵の表現方法を多彩にできる媒体のようなものらしく、特にアクリルで多く使われています*
下地として使ったり絵の具と混ぜたりしてテクスチャのように質感を変えることもできる、キラキラと光らせたりペーストのように盛り上がりも作れたりするとても面白くて奥深い優れものなのです!
私はまだメディウム初心者なので色延びが良くなる、界面活性剤である「オックスゴール」を今回使用しました!
パレットに垂らしたり水に入れるのですが垂らした瞬間色がさーっとふちへと逃げていくようで、混ぜるとパレットの上でも分かるくらい全然絵の具の様子が違うのです!本当に色延びが良くてすっすっと塗れるので衝撃を受けました(゚ロ゚)
水彩紙にはサイジング(にじめどめ)が施してあるのでそのおかげで滲みや普通に塗ることもできるのですが、サイジングが強いと水を弾いて塗りにくくなっているのでそんな時はこのオックスゴールの出番という訳です!
まあ動物、特に牛の胆汁が主成分と聞くと驚きますがとても助かるので細かいことは良いのです←
話が逸れてしまいましたが絵の赤色側、紫色側はアルシュで大体決めていたのでその絵を参考に塗り重ねていきました*
この日は少し塗りにくくて、影もあまり濃くならなかったりして苦戦していました;
瞳の中はコバルトターコイズ、緑白、パーマネントグリーン、リーフグリーンなど色数を多めに塗りました。
あませは翡翠色の瞳というのが私の中では結構重要というか、容姿も最初は小説から始まったので印象として強く残っているのかもしれません。
彼岸花はいつも通りフリーハンドで後から描いていますが線が引きにくかったのでオックスゴールなら引きやすくなるのかな?そういう用途向きの透明水彩用メディウムと呼ばれるものもあるので今度調べてみようかなと思います(*´`*)
彼岸花には毒がある為か咲く場所からか悲しげな花言葉や怖い別名も多いようですが、その中でも曼珠沙華は天界に咲く花、天上の花という意味がありこの絵ではそちらのイメージが強かったので題名にしてみました!
あませがどんな思いを巡らせているのかを想像しながら塗るのが楽しかったです。
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