蛙と紫陽花

紫陽花三部作のみっつめ、紫陽花と蛙とカッパと命の絵です!

主線は色鉛筆で塗りは水彩にしました*

雨の中、紫陽花から蛙がピョンと跳ぶのをじっと見ている命と窮屈そうなカッパくんのイメージです。

この絵は下書きの時点でカエルが主役と決めていて、水無月から誰にしようかと考えた時にもう少し幼い感じが合うんじゃないかとまがたんから的確なアドバイスを受けて、カエル観察…雨の中じっと見ている幼めなキャラと来るともう命しか浮かばずカッパも背中に背負っているはず!とどんどんイメージが湧いてきました(笑)

手直しした下書きがこちら↓

本書きした紙が大きいのと遠景も描いたからか印象が違う気がします。

しかし、アマガエルが跳んだ時のポーズや脚が描きたいカエルっぽい感じとかみ合わなくてうんうん唸り、なんとか決めたものの不安があったので資料のために録画していた某生きもの特集番組ダー〇ィンが来た!で観察したり一時停止しつつ直したりもしていました。まあ番組自体好きで時々見てるんですが(〃∀〃)ゞ

塗る前に今回は百均の面相筆、ペベオの極細マーカーのふたつを使ってマスキングしました!

下塗りはグレー系を混ぜたものを紫陽花と蛙、人物などは避けて塗っていき、傘をあらかじめ赤と決めて薄めた赤を髪、人物の部分に塗りました。

その時珍しく撮っていた写真もぺたり!

暗くて分かりづらいですが;そして途中経過はこれ1枚しかありませんでした((

今回の紙は以前1回使ったウォーターフォードの細目だったのですが、とても塗りやすくウォーターフォード、なんて良い紙だー!!と感動していました…塗るのもすごく楽しかったのでやはり紙は大事ですねᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ

手前の紫陽花から塗り始め、乾くまで他の紫陽花を塗って乾いたらまた上から重ねていき中心の白くなる部分はすこしぼかし色を抜く、を繰り返して遠景になる後ろの紫陽花は形をぼかして彩度を抑えてみました*

積み上がった石の所は色を少しずつ変えて、セピアで隙間を描いて苔っぽいのも足していったり、ぼこっとした石の感じをあまり描き込まずに表現できるかどきどきしました;

そして人物、傘の色もあるのでいつもよりも肌を赤っぽく濃いめに塗っていき、今回髪の毛は筋を描くように色を重ねてみました!

カッパもいつもより褪せた色味にして、いよいよ主役のカエル!

うまく塗れたと思うのですが、なんだかあんまり目立ってない…!?(;・`ω・´)

絵が大きくなったのと紫陽花の色かな?でもここは譲れないのでカエルの縁の色を濃くしたり赤みを混ぜてみたり影を描いたりしてあがいていました(笑)

1番うまくいったのは意外にも傘でした!グラデーションしやすい紙というのと水をしいたからなのか、特に影の部分、傘の骨があり張っている部分がうまくいってお気に入りです*

マスキングしていたので早めに塗っていき、剥がしてから雨粒もしずくっぽく影を入れていきました…それっぽく見えるでしょうか?

細目なので細かく描き込めて楽しかったです!

あとで気付いたのですが紫陽花三部作、一応設定上は水無月も水夏も命も皆小学生で黒髪、青い瞳でした( ⚆ ⚆ )紫陽花に和のイメージがあるから…?

同じ水彩ですが水夏は深い青と青紫色、命は青色のみのグラデーションにしてみました。ちょんと滲ませた薄いハイライトが気に入っています!

なんだか、紫陽花は忠実に描くなら葉の色や濃い色が入ってこんなに花の間も白くないはずなのに白く残した方が紫陽花っぽく見える気がして不思議です。あじさいがたくさん描けて満足しました( ¯꒳¯ )b

この絵が1番梅雨らしい雰囲気になった感じがしています。下塗りと遠景がくすんでるからかな?

3枚とも違う場面と雰囲気で楽しく描けたので三部作として眺めては梅雨の空気と紫陽花、そしてかわいい我が子を堪能しようと思いますー!

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