文机で書物を読む玄庵先生を描きました!
秋の絵もそろそろ描き納めという事で締めは玄庵先生です( ´ ▽ ` )/
やはり秋は和を感じる絵を描きたくなるようです。
和室の文机で書と向き合い、円窓からは紅葉が覗いているという場面を想像しています*
あまり撮ってなくてどこが違う?って感じですがどうやらマスキングを剥がす前と後の違いのようです(;¬∀¬)
今回は新しい水彩メディウムを使ってみたのですが変わったにおいがするな、酸っぱい匂いだし酢?と見てみると酢酸と書いてありました…すし酢とかは好きなのですがパレットからムンムン臭うと微妙な気持ちになる事を知りました←
今回は暗めに塗りたかったので窓、玄庵先生周り、書物、光の当たるところをマスキングして壁の濃紫色から塗っていきました。
そして、今回は酸っぱいにおいのメディウムだけでなく平筆も使って塗りました!
大きな号の丸筆だと塗る時に絵の具が跳ねて飛び散ってしまい慌てて落としてたんですよね…小さな丸い飛沫とはいえ人物の顔に飛び散る事もあり使用している紙は一度染み込むと絵具が落ちないので悩んでいたのです。
平筆はけっこう使いやすくて、やっぱり広い面が塗れるのが有難い!そして何より色の飛び散りがないのが良いです(ノ゚∀゚*)ノ
割と小回りが利くし買ってよかった!
壁をどんどん濃くしていったら光の層のように、暗いところを何段階かに分けて塗ってみました*
それから人物と着物に入る大きな影、自分の中の絵のテーマが秋と紫なので青紫(混色)で塗っては乾かし濃くしていき、ついでに隣接してるけどマスキングしてて色も流れ込まないので文机も塗りました!
こちらは濃い、青系のグレーである愛用のペインズグレイを使って何回か重ねています。
それらが乾いたらいざマスキング剥がし!
白抜きした部分にも色を入れていき、あとは細かな描き込み…髪の影、筋や肌の赤みのある影、肌に入る色は新しく買ったクサカベのネイプルスアイボリーや愛用しているローズドーレを入れました(*^^*)
着物を塗る時に、影も濃く入れていたはずなのに薄くなっている気がしたので色を作って薄めにする所、濃くするところにもそれぞれ色を入れていって重ねました!
窓は緊張したもののなんとか線を引いていきました:(´ºωº`):
細い筆の4号を使ったのですが細かく描けて便利で使いやすかったです*
障子には水色を入れてグラデーションにして乾いたら薄く紅葉も塗って、障子部分は紅葉の薄めた色を塗って透けた感じにしました。
今回の絵の玄庵先生の瞳は鮮やかな青のイメージではないので少し落ち着いた色にしてみました。瞳の下部に肌に使った色を入れているのですが、混じり合った色味が気に入っています*
完・成!です!
しかしこの日は厄日というか、まず色を塗り始める前に椅子で足と足の指を思いっきり打ちつけて変な音がしたし色がみるみるうちに変わって皮も破れて血出てるしまずい、と思うものの痛くて動けなかったのです( т т )
消毒、絆創膏貼って包帯巻いて絵を描くからもうぶつけないように、圧迫するといけないからと右足だけ立ててたら冷えるのか血流が悪いのか爪がチアノーゼみたいな色になってました;
その後急に水筒が落ちて蓋が使えなくなり、外してラップで蓋してたら滑ってあたりが水だらけに(´;ω;`)拭きました。自分が悪いのは分かってるけどなんか…なんかすごく惨めな気分…!!
メディウムが跳ねて顔に飛んできてまた拭きました。椅子からひっくり返って落ちそうになり慌ててたら転びました。結局落ちとるやんけ!
なぜこんなにもドジを踏むのかという位ドジをしてみじめな気持ちになり痛みに耐えながら描いた絵が完成した時の高揚感!こりゃたまりませぬな( ≖ᴗ≖)←
掴み取った勝利(?)は多少の痛みや苦労も帳消しになるくらい嬉しいものなのです*
好きな色合いで想像よりも上手く塗れたので嬉しさは倍増ですっ
題名の秋深きは芭蕉が詠んだ 秋深き隣は何をする人ぞ から。この絵の下描きの時から決めていてまがたんもその句が浮かんだらしいのです!うれしい(〃∀〃)
玄庵先生は名字が玄(ふかし)なので季語にもある秋深しにするか少し悩みましたが芭蕉の句が好きなのでそのまま使うことにしました*
なんとなく浮かんだ円窓は禅の悟りとも関係が深かったり、悟りの窓や迷いの窓、色紙窓などの四角い窓もあり興味深かったです。寺院に多いので〜庵が付くところが見受けられるのもなんだか嬉しいですね(*´▽`*)
絵の全体的な雰囲気と色合いがお気に入りです!
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